四代目：An Intensivist's Day：SSブログ

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四代目　[医療・麻酔] [編集]

最近，聴診器の調子が悪く，どうやら左耳側のチューブ（バイノーラル）が
狭いようでした。
ガイドワイヤーでつついたり，水を通してみたりして，いろいろやってみましたけど，
残念ながら改善の兆しなし…。
バイノーラルだけ換えようかと考えましたが，バイノーラルだけでも結構な値段がします。
「先生の耳が悪いんじゃないの？（笑）」などと同僚から言われつつ…
「違うわい！チューブに有意狭窄があるんじゃ！」
「先生，新しいの買いなさいよ…」と一部始終を見ていた主任さん。
「はい…」

いっそ新品を買ってしまえということで今回も＜聴診器のパネシアン＞で
LittmannのMaster CardiologyのBlack editionを購入しました。
ネームタグとネームの刻印もつけて，昨日発注，今日届きました。

新しいものはやっぱりいいですね…
でもまた散財（涙）

聴診器と言えば思い出すのが，Bedside Cardiologyで有名なDr. Jules Constantです。
内科研修をしていたときに，研修先の病院にDr. Constantがやってきて，
問診や身体所見の取り方について講義と実習をしてくれました。
確か心房中隔欠損の患者さんだったと思いますが，細かく問診と身体所見をとり，
エコーでこういう所見があるに違いない…と言って，心エコーを実際にしてみると
その通りで，驚いた記憶があります。

「聴診器も大事だけど，イヤーピースの間（＝頭）がもっと大事だよ」とConstant先生。