レジデントのための感染症診断マニュアル 第2版 [オススメ]
前の版を愛読しており,改訂されないのかなとずっと待っていたのですが,
なかなか改訂されないし,あきらめていたところ。
先日,ICUで何やら厚ぼったい本が置いてあると思い,
見てみると待望の第2版。
うっ…いつの間に…。奥付をみると2008年1月。
しかし…厚い!
まるで「今日の治療指針」や「今日の診断指針」のようです。
第1章の総論からまずは読んでみます。
あとは日々出会うとこをぼちぼちという感じでしょうか。
死因不明社会 [オススメ]
以前にhypoxia research::blogで取り上げられていた本です。
「チームバチスタの栄光」で有名な海堂 尊氏によるAutopsy imaging(Ai)の解説書。
日本では死亡者108万人のうち解剖を受けているのは3万1022人で,解剖率は2.87%だそうです。死因の検索が不十分なままで,死亡診断書や検案書が書かれており,「死因不明社会」を招いている。
そのような状況でAutopsy imaging:死亡時画像診断は問題解決に大きな役割を果たすというのが,著者の主張です。
A Practical Approach to TEE 2nd ed. [オススメ]
注文していたA Practical Approach to Transesophageal Echocardiographyの第2版が届きました。いわゆる「紫本」の第2版です。サイズが少し大きくなって,同じシリーズのA Practical Approach to Cardiac Anesthesiaと同じサイズになりました。
Irwin and Rippe's Intensive Care Medicine 6th ed. [オススメ]
オススメかどうかわからないのですが…
Intensive Care Medicineの第6版が届きました。
この本とは第4版からのおつきあい。
2500ページ弱の大書です。またしても読みもしないのにという
声が聞こえてきそうですが。
実際のところ,第5版をほとんど読まないうちに第6版が出てしまったので
反論の余地はないのですけど。
18のセクションに211の章からなります。
Critical Care界のHarrison?
そんな感じの本です。
今回からOnlineでフルテキストを読めるようにもなっています。
Irwin and Rippe's Intensive Care Medicine
- 作者:
- 出版社/メーカー: Lippincott Williams & Wilkins
- 発売日: 2007/09/30
- メディア: ハードカバー
A Practical Approach... [オススメ]
A Practical Approach to Cardiac Anesthesiaの最新版である第4版が届きました。
第3版よりも一回り大きくなって,少し厚くなっています。
章組はほとんどかわりませんが,Cardiopulmonary Bypass Circuits: Design and Useという章が,なぜかAnesthetic Management of Specific Cardiac Disordersというパートに入っています(前の版では,このパートの後のCirculatory Support and Organ Protectionというパートでした)。編集ミスかしらん…。
少しずつ読んでみようと思います。
何とか日本語版が出る前に読み切りたいものですが…。
A Practical Approach to Cardiac Anesthesia (Practical Approach)
- 作者: Frederick A., Jr., M.D. Hensley
- 出版社/メーカー: Lippincott Williams & Wilkins
- 発売日: 2007/08
- メディア: ペーパーバック
Understanding Ultrasound Physics 3rd ed. [オススメ]
NBEの試験なり,JBPOTなり,どうしても問題となるのは超音波の原理のところです。
OttoやPractical Approach to Tranesophageal echocardiographyだとどうしても足りないし,かといって専門書は難しいし。
今回はこのUnderstanding Ultrasound Physics 3rd ed.を使ってみました。
厚めではあるのですが,図表が多くとてもわかりやすいので,どんどん読めます。
またReviewのための問題もたくさんあるので,それも試験対策に好都合。
超音波の原理に関する問題は知ってればできるものが多いですし,
日頃の検査でも必要な知識もあるので,試験を受ける機会にしっかり勉強すると
よいと思います。
購入はこちらからが良いです。$89とアマゾンより安価です。
麻酔科研修医におススメの本:心臓麻酔・TEE [オススメ]
@A Practical Approach to Cardiac Anesthesia 3rd ed.
E. A. Hensley, Jr.ら編(2003 Lippincott Williams & Wilkins)
なんだかんだ言って,いちばんよくまとまっていて,読みやすいように思います。
今年の夏に4th ed.が出るようです。すでにamazon.co.jpで予約可能になってます。
Practical Approach to Cardiac Anesthesia
- 作者:
- 出版社/メーカー: Lippincott Williams & Wilkins
- 発売日: 2002/12/31
- メディア: ペーパーバック
ワシントン・マニュアル [オススメ]
いわゆるワシントン・マニュアルの最新版(32nd ed.)が出ました。
新しい版が出る度に買うのだけれど,読まずに終わってしまう・・・。
でも買い続けていて,今回も読まないだろうなとは思いつつ,クリックしてしまいました。
麻酔科医にワシントン・マニュアルなんて必要かどうかはわからないのですが,
さまざまな疾患を合併する患者さんに麻酔を行う以上,内科のリファレンスは
もっていた方がいいと思っています。
そのてんワシントン・マニュアルはお手軽です。
HarrisonやCMDTも悪くはないのですが,ちょっと大げさなような気もしますし。
ワシントン・マニュアルといえば,1年目の内科研修の時に,
カンファレンスでこんなことがありました。
私の病院は小規模な病院だったのでカンファレンスといっても
1年目の研修医2人と3年目が1人,そして指導医3人の小規模なもの。
無謀なことに1年目の私達は,いろいろなEBMの文献やら資料をたずさえて,
指導医に戦いを挑んでは,返り討ちにあっていました。
あるとき,私の同僚が治療方針をめぐって指導医と対立。
同僚:ワシントン・マニュアルはこう書いてあります
指導医:わしのマニュアルには書いてへん
一同:・・・・
まぁ,駄洒落好きの師匠だったんですけど・・・。
見事な切り返し・・・ってその時は思ったけど,
よく考えると,切り返しになってないような気がするし。
しかも「わし」しかあってないし・・・。
ちょうどEBMが世に出てきた頃の話で,EBMがもてはやされていた時期。
でも師匠はEBMやマニュアルに盲目的に従うことの危うさを嗅ぎ取っていたようでした。
今では良い思い出です。
でも今,そんなこと言ったら,研修医から総スカンだろうなぁ。
The Washington Manual of Medical Therapeutics (Spiral Manual Series)
- 作者: Washington University School of Medicine Department of Medicine, Washington University School of Medicine, Daniel H. Cooper, Andrew J. Krainik, Sam J. Lubner
- 出版社/メーカー: Lippincott Williams & Wilkins
- 発売日: 2007/03
- メディア: リング製本