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元祖スーパーローテーター [医療・麻酔]

msanuki.netでスーパーローテーション方式の卒後臨床研修の見直しについて
述べられている。

私は,内科を12ヶ月,外科を18ヶ月,整形外科を3ヶ月,産婦人科を3ヶ月まわってから,麻酔科医になった。私が医師になったのは1997年なので,まだ卒後臨床研修も義務化されていなかったし,現在のスーパーローテーション方式の研修もメジャーではなかった。
だから元祖スーパーローテーターと言えるのかもしれない。

実は最初から意図してこうなったわけではない。
はじめは外科医になりたかったが,途中で麻酔科医になろうと方針を転換した結果,
たまたまこのようなスーパーローテーション方式になっただけである。
もちろんスーパーローテーション方式といっても,現在の研修医の先生方が行っている研修とは大分異なっている。

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学会ポスター [医療・麻酔]

日本麻酔科学会が終わりやれやれといったところですが,
実は今週はSCA(Society of Caridovascular Anesthesiologists)のAnnual meeting & workshopがVancouverで6月18日から開かれています。私も20日から22日の三日間だけ参加する予定。

何とかポスターもギリギリで週末に完成して,今回は学会ポスター.comで発注しました。

学会ポスター.comはその名の通り,いわゆる大判の「1枚ポスター」を印刷してくれる業者です。月曜日に注文し,データを送ったら,火曜日の晩には届きました。

火曜日の夜中に届いたポスターを見てみると…

昨年の布ポスターも綺麗だったけど,光沢紙のポスターもとてもきれい!
一人でにんまりしていたのですが…


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麻酔科学会へ… [医療・麻酔]

ワークショップでのレクチャーを担当しているので,
カンファレンスの後にパシフィコ横浜に出発。
湘南新宿ラインの車内で,プレゼンの最後の仕上げ。
やっぱりいつもの追い込まれっぷりになってしまいました。

現地に着いてみると結構な雨だし,おまけに参加受付がだだ混み。
30分待ちとは…。ASAの時もそうだったっけ。
すっかり戦意喪失し受付は後ですることに。

プレゼンも何とか出来上がったので,機器展示場をぷらぷらしたり,
同僚の先生と昼食を食べたりしているうちにワークショップの打ち合わせの
時間となっていました。

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仕事はじめ [医療・麻酔]

今日から仕事開始!なのですが,homeではなくaway。
1週間ぶりの麻酔で,しかも久しぶりの硬膜外。
休み明けは感覚が鈍くなっているので,やっぱり少し緊張します。
おまけに風邪引いて鼻水ダラダラだし。

今日も,いけてないなあって思うところはいくつかあったけど,
何とか患者さんを笑顔でご家族のもとへお返しすることが出来たので
良しとしましょう。

しかし休みになって緊張が途切れると風邪ひいてしまうのは,
なんだかなって感じです。


医龍 [医療・麻酔]

先日,術前回診に行ったときのこと。
「麻酔科の先生って,一目見ただけで患者の身長と体重がわかるんですかあ?」
「へ?・・・・!・・・もしかして,それって『医龍』?」
「はい。大ファンです」
「・・・・」

その患者さんの身長,体重はわかっていますから
「もちろんです。@@cm,@@kgでしょう」とか言っても良かったのですが
さすがに良心が咎めました。
「まあ,大まかにはわかりますよ」とは言ってお茶を濁す私・・・。
きっと「医龍」のなかの荒瀬門次は下一桁はおろか,もしかすると小数点ぐらいまで
言い当ててるに違いないのです。

おいおいってところはあるけれど,麻酔科医(ドラマや原作は麻酔医になってるけど)が
取り上げられるのはいいことなのかもしれませんね。

でも度が過ぎると…
「ちなみに,明日は七つでは落ちませんからね」
「なーんだ(笑)」
という会話で回診を終えました。


アウトカム [医療・麻酔]

今朝,ICUで患者さんがお亡くなりになった。
奇跡的な生命力で,数々の危機を乗り越えてきた。
そして,苦しく,長く,先の見えない闘い。
彼は本当によく耐えて,本当によく頑張ってくれたと思う。

お亡くなりになった後のお顔がやすらかであったのが,唯一の救い。
でも,それは私たち自身への言い訳でしかないようにも思える。

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病院見学 [医療・麻酔]

先週に引き続き,大動脈手術で有名な某病院に見学にでかけました。
何も夏休み中に行かなくてもと思うけど,夏休み以外に行くこともできないので。

上手な手術を見学するというのもさることながら,
各々の病院のチームがどのように動いているか,チームワークがどうか,
どのようにコミュニケーションをとっているかを見るのも勉強になります。
手術だけならライブでもいいのでしょうが,「チーム」を見るには,
やはり「現場」に赴くのが一番。

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第7回日本生体弁研究会 [医療・麻酔]

こんな研究会あったのかと思われそうなのですけど…。
だいたいこの時期に開かれることが多くて,今年は暇だったので顔を出してきました。
午前中は生体弁(モザイクとCEP)の話,豚の心臓によるデモンストレーション。
生体弁の話は,意外にも生体弁のdurabilityが良いのが印象的だったのと,年齢によってdurabilityが変わるというのが印象的でした。若い人の方が短いんですね。
豚の心臓によるデモは,時間がなくて大変そうでしたが…。

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金沢へ… [医療・麻酔]

心臓麻酔の見学に行ってきました。
まずは近代的で,きれいな手術室に度肝を抜かれ,
渡邉教授の手術のあざやかさには驚くばかり。
麻酔も難しい症例ながらきっちり管理されていて。
多くの刺激を受けました。
金沢のみなさま,ありがとうございました。

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OFF-PUMP CABG研究会 [医療・麻酔]

休日最後の今日は,朝から第9回OFF-PUMP CABG研究会に行ってきました。
OPCAB2件とMVPのライブをみて,その後は昼食を食べながら
Dr. Puskasの講演を聴いて退散。

ライブは例のCCTライブ後,初めてのライブとあって,awayではなく,
homeでの手術をライブ中継し,術者にもかなり配慮しているようでした。
例えばコメンテーターがいくつもの質問を浴びせようとしたときには,座長の先生がひとつにしてほしいと頼んだり,手術を過度に中断しないような配慮をしていたように思います。

CCTライブの時は,座長も含めて,今回のような配慮はなかったように思いましたし,
ライブって,なんだかなって印象がだいぶ強かったのですけど,
今回はそのような感じはしませんでした。

一緒に働いたことがある方々が頑張っておられて,ちょっと懐かしかったです。


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